学生の夢に寄り添い、実現へ粘り強く導いていく。
前職での挫折を乗り越え、見つけた、やめられない仕事。

髙橋 理 Osamu Takahashi

2015年 キャリア入職
ベルエポック美容専門学校 キャリアセンター長

就職
マネジメント
キャリア入職

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大学ではアメフトに没頭する毎日だった髙橋は、新卒として自動車や家電製品の部品として使われるネジを主に扱う専門商社に就職。3年間営業職として勤務するもなかなか結果が出ず、挫折を経験。心機一転、滋慶学園グループに入職しました。製菓調理、スポーツ・医療など異なる領域の学校を経験し、現在は美容系の学校でキャリアセンター長を務めている彼に、これまで多様な仕事・学校を経験してきたからこそ分かる、グループの特徴や魅力について聞きました。

Career Path髙橋のキャリアパス

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Q.1
まずは自己紹介からお願いできますか?
ベルエポック美容専門学校 原宿校の髙橋理(おさむ)と申します。本日はよろしくお願いします。2015年の4月に埼玉ベルエポック製菓調理専門学校に入職しました。そこから5年間働いた後、2020年の2月に東京スポーツ・レクリエーション専門学校(TSR)に異動になりました。それから2年間勤務し、2022年からは現在のベルエポック美容専門学校の原宿校に在籍し、今、2年目を迎えています。
Q.2
現在の仕事について教えてください。
今はですね、原宿ベルの中で就職を担当するキャリアセンター長を任されています。私自身は「美容師科」と「トータルビューティ科」の2つの学科の就職担当として、約150人の美容師科の学生と約80人のトータルビューティ科の学生、合わせて約230人の就職を受け持っている形になります。美容業界というのは、今、人手不足が叫ばれている業界なので、学生が希望して採用試験を受ければ、状況は様々ですが合格しやすいと言えます。だからこそ、すごい贅沢な悩みではあるのですが、いかに入社後も辞めることなく長く勤めることができるか、アシスタントから始めてスタイリストになれるまでしっかりと面倒を見てくださる企業・サロンかどうかという点を、私たちの方でしっかりとマーケティングした上で学生を送り込むという業務を行っています。

また、原宿校に関しては業界とのコラボ授業など産学連携の案件が非常に多く、年間で約2400件もあるんです。当然ながら一人ではそれらすべてをカバーすることはできませんので、パートさんも含めた部署のメンバー4名と協力しながら、チームで企業さんにしっかりと対応していくことに注力しているところです。

あとは、卒業後ですね。滋慶学園グループでは「生涯就職サポート」というシステムを採用していますので、卒業したら終わりというわけではなく、卒業後も転職だったりキャリアアップの相談を受けるなどして、サポートしています。
Q.3
キャリア入職とのことですが、滋慶学園グループに入職された経緯を教えてください。
2015年に入職したのですが、それまでは自動車の部品やウォークマンのような精密機器の部品として使われるネジを扱う専門商社で3年間働いていました。2年目に静岡の浜松営業所に異動になったのですが、そこで過ごした2年間、担当したお客様に対して新製品を売り込むということが1円もできませんでした。その時に大きな挫折感を味わったことで、転職を考えるようになったんです。

浜松のお客様への営業活動の中でモノは上手く売れないものの、お客様から食事に誘っていただいたり、仲良くなることは得意だなということに気付きました。そこで「人と仲良くなって、コミュニケーションを取ることが良しとされる仕事をしよう」と考え、次の仕事を絞り込んでいく中で学校での仕事を見つけました。実は転職活動を始めて1社目に出会ったのが滋慶学園グループでした。縁あって面接に呼んでもらい、その場でキャリアセンターでの業務や広報の業務など、事務局としての業務についてレクチャーしていただき、ここで頑張ろうと思えたのが入職の理由です。
Q.4
異業種から入職されて、特に印象に残っているエピソードはありますか?
入職して配属された埼玉ベルエポック製菓調理専門学校のキャリアセンターで、初年度に調理師科とパティシエ科Ⅱ部(夜間)の学生の就職を担当しました。調理師科というのは、美容と同じく当時から人手不足の業界だったため、カフェやレストランへの就職を希望する学生は採用試験を受ければ合格するケースがほとんどでした。そんな中、一人の男子学生が就職が決まらずに苦労していたんです。どんな対策をしても、何度練習しても、本番の面接で本来の力が発揮できず、何社受けても不採用通知が届くという日々が続きました。そして、ある日の放課後、彼が私のところにやってきて「就職活動やめます」と言ってきたんです。

その話を聞いた瞬間、彼のこれまでの努力がすべて水の泡になってしまうということに加え、過去に成功体験が少ない学生だったこともあり、何とか就職活動を通して、社会に出る前に一つでも成功を経験させてあげたいという強い思いが芽生えました。そこで、その日の夕方17時から、その学生の手を引っ張って受験候補となるであろう企業のレストランを5軒くらい見学して回りました。一緒に時間を過ごして分かったことは、彼が実際に自分の目で見て、聞いて、感じて、という経験が少なかったということ。「こんなにいい店があったんですね」「このお店はこんな客層なんですね」と実際に自分の目で見た感想を話してくれたことが、何よりに面接準備になりました。後日、見学した中で本人が「ぜひ採用試験を受けたい」と言ってくれたレストランの面接を受けることになりました。その時はほとんど準備はせず、「自分が実際に見て感じたことを話してきなさい」と送り出したのですが、なんと一発で内定をもらってきてくれたんです。心が折れかけていたところから勝ち取ってくれたという喜びと安堵感で、二人で固い握手を交わしながら涙を流したことを覚えています。

この体験を通して学んだのは、「諦めない」っていうことですかね。学生の幸せというのは、学生自身が掴み取るものですが、私たちが彼らが幸せを掴み取るまでの押し上げとサポートをいかにできるかということ。この仕事の楽しさに気付くことができたので、もうやめられないという感じですね。
Q.5
この仕事をする上で、大事にしていることは何ですか?
学生さんは私たち職員にとってお客様です。学生さんが「やりたい」ということを自分の経験や感覚で否定するということだけは絶対にしないようにしています。昨今「Z世代」とか言われますが、そういったジェネレーションギャップを感じることはもちろんあります。でも、自分の夢に対して一生懸命取り組んでいる学生の可能性を削ってしまうようなことは絶対にしてはいけないことだと思います。ですから、基本的にはまず彼らの話を聞き入れて、それを承認する。その上で「だったら、こうすればもっとよくなるんじゃない?」とアドバイスするということをずっと心掛けています。
Q.6
前職の時と比べて、自身の成長を感じる点はありますか?
はい、ありますね。ネジ商社で営業をしていた時は、基本的には個人の売上とか、自分の仕事がうまくいくかどうかに重きを置いて働いていたのかなと非常に感じます。それに気づくことが出来たのは、滋慶学園の「チームワーク」というものに肌で触れて感じたからこそではないかと思います。どちらかというと自分が成長したというよりも、周りの人たち、学生だったり同僚だったりのおかげで、人として成長できているのかなと感じています。今だったら、ネジも売れるかな。そうだといいなと思いますね。以前は人と仲良くなることは得意でしたが、それを「モノを売る」というところに転換できなかった。それは今ならできると感じますし、当時からもっと人を頼れば良かったのかな、と。そこだけが足りなかったのかなと、今は感じています。
Q.7
様々な学校を経験されて、滋慶学園グループの魅力をどんなところに感じますか?
職員室の中にいる先生方が、特定の専門分野のプロフェッショナルであったり免許を持っている方など、学校によって全然違うんです。そういった専門知識を持った先生って、普段生活している中ではまったく関わることがありませんよね。お客様としてサービスをしてもらうことはあるかもしれませんが、同じ仕事を、同じ職員室の中で一緒にできるというのは、人脈も広がりますし、学び、刺激を受けることで自分自身の考え方を変えることもできる。そこは、本当に楽しさに繋がっていると思います。

そして何よりもいいなと思うのは、どの部署でも、すべての職員が一人ひとりの学生さんの幸せのために仕事をしているということが感じられる。部署によって目指すベクトルが違う方向に向いてしまうことがない学園だと思います。この「学生を幸せにしたい」という強い思いがあるからこそ、様々な部署がそれぞれ分かれて業務をしていても、すべてが卒業時に形となって表れる。そこが滋慶学園の素晴らしさだと思いますね。「(学生を)支える力」というところですかね。
Q.8
最後にメッセージをお願いします。
滋慶学園グループは、新しい人を受け入れる態勢がバッチリ整っている学園だと思います。入職されれば、各学校で必ずOJTパートナーという皆さんのトレーナーになる人を配置してくれますし、チームワークが非常に優れた学園だと思いますので、安心していただけると思います。特に、ベタではありますが、人と関わることが好きだったり誰かを支えてあげることにやりがいを感じられる方は、どの学校、どの部署に配属されても追いかけるものは一緒なので、ぜひ期待を持って入職していただきたいと思います。学生が学校に在籍する期間は2~4年間と有限ですが、その中でいかに頼もしい成長を遂げるのかというところを見ることができますし、たくさんの学生たちと話すことで自分の考えもアップデートされる、最高の職場だと思いますよ。

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